Google Fontsでは全フォント1400以上(そのうち日本語フォントは50程度)が提供されています。さらにGoogleFontsでは、Webフォントとしての形式でも提供されているので、Webデザイナー・クリエイターに重宝されています。
今回は、そんな膨大なフォントを提供しているGoogle Fontsの中から、普段自分も使用しているおすすめな日本語フォントをご紹介していきます。
Google Fontsとは
Google Fontsとは、Googleが提供しているフォントサービスです。さまざまな言語で、1400以上のフォントを使用することができます。
フォントをダウンロードして使用することも可能ですが、Webフォントとしても使用することが可能なので、Webデザイナー・クリエイターなどにはなくてはならいサービスです。(これが無料で商用利用可能なのは、本当にGoogleすごい。)
今回は日本語フォントに限定して、バナーデザインやWebデザインでも使えるおすすめフォントを【ゴシック体】【明朝体】【デザイン書体】に分けてご紹介します。
「フォントを増やしたいけど、どれを入れれば良いか迷う」「日本語のwebフォント探しているけど、なにがある?」そんな方に参考になれば嬉しいです!
おすすめのGoogle Fonts【ゴシック体】
Noto Sans JP
GoogleFontsの日本語フォントで一番定番で人気のゴシック体フォント「Noto Sans JP」です。
ジャンル問わず、さまざまなデザインに活用することができ、フォントのウエイト7種類と豊富に揃っているので、とっても使いやすフォントです。
数多くのウエイトが揃っているので、本文・タイトル・キャッチなどで使い分けることが可能です。Noto Sansは入れておいて間違いないおすすめフォントです。
BIZ UDGothic
資料制作やWebフォントでも活用できるモリサワのUDフォント「BIZ UDGothic」
UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)とは、可読性、表示適性、視認性、識別性に配慮した誰もが「見やすく」「読みやすい」考慮しているフォントです。(例えば、濁点を大きくしたり、「3」や「8」などの似ている字を明確にわかりやすく調整している)
フォーマルなカッチリしている印象です。
ZEN角ゴシック
個人的にひらがな・カタカナがユニークさを感じながらシンプルなデザインですが、モダンさもあるので、とっても使いやすいフォントの1つです。
ひらがな・カタカナがやや小ぶりさが、現代的な印象があり、とっても素敵で使いやすいフォントです。
さわらびゴシック
本文用のフォントとして使いやすくなるようにイメージしてデザインされたゴシック体「さわらびゴシック」。
クセも少なく、使いやすいフォントの1つ。
キウイ丸
とても可愛らしいフォルムの丸ゴシック体フォント「キウイ丸」
Webフォント・資料・レポートなどデジタルデバイスで使用されることを想定して制作されたフォントです。ウエイトは、Regular・Light・Mediumの3種類用意されているところも嬉しいポイントです。
イラストを使った可愛らしいデザインや、子供向けデザインとの相性はバッチリです!
ZEN丸ゴシック
柔らかく、優しい印象の丸ゴシック体フォント「ZEN丸ゴシック」
丸ゴシック体のなかでも、「はらい」や「はね」が非常になめらか・緩やかなので、こどもっぽい可愛らしい印象ではなく、安心感を演出しつつ信頼性も保ちたいという場面に活用するのが良さそうです。
ウエイトはLight・Regular・Medium・Bold・Blackの5種類されています。
「キウイ丸」フォントに比べると、文字のはね・はらいの丸みが抑えられているので、子供っぽい幼稚な印象になりすぎない、ちょうど使いやすい丸ゴシックフォントです!
おすすめのGoogle Fonts【明朝体】
Noto Serif JP
「Noto Sans JP」と並んで定番で人気の明朝体フォント「Noto Serif JP」
いい意味でクセが少なく、汎用的にさまざなジャンルで幅広く使えるキレイな明朝体フォントです。
しっぽり明朝
フォントポータルサイト『フォントダス』から提供されている、オリジナルの日本語明朝体フォント「しっぽり明朝」
『しっぽり明朝』は明朝体フォントでド定番の「A1明朝」や「筑紫オールド明朝」などに影響を与えた東京築地活版製造所の名作書体「五号系活字」を下敷きに制作されたフォントです。(「A1明朝」や「筑紫オールド明朝」はGoogle Fontsには提供していないです‥)
とても上品なスタイルで、うっとりするような明朝体を目指して制作されたのが『しっぽり明朝』です。
ZENオールド明朝
かな文字の曲線と、漢字のかっちりとしたデザインが美しく調和がとれている明朝体です。
「オールド」と名前についているので、古風な印象も持たれるかと思いますが、文字の流線が筆で書いたような流れる線がレトロな味わいがある文字になっているのが特徴です。
さわらび明朝
上記の「Noto Serif JP」より、はねやはらいが強めに作られているので、元気のある印象の「さわらび明朝」
程よい太さがあり安定感があり、読みやすいフォントの1つです。
おすすめのGoogle Fonts【デザイン書体】
Google Fontsで、少し変わったスタイルのフォントや手書き風フォントをご紹介します。
デラゴシック
極太の横長でどっしりとした超インパクトのあるフォント「デラゴシック」
横に潰れたような可愛いらしいポップなフォルムは、ロゴやタイトルに向いているフォントです。漢字は、JIS第3水準漢字まで全て収録されています。
本文テキストなどには適していませんが、タイトルや見出し・キャッチコピーなどに取り入れてると一瞬で目を引くほどパワーを感じます。
YouTubeの動画のサムネイルバナーやテロップなどに取り入れてもインパクトがありそうです!パワー!
ZEN紅道
クセが少なく、汎用性が高い手書き風フォント「ZEN紅道」
GoogleFontsでは一番使いやすい手書き日本語フォントだと思います。ボールペンで書いたような細めなラインが温かみを感じるのでとても好き!そして読みやすい。
崩しすぎていない手書き風フォントなので、長文でも読みやすいよう感じます。
しっぽりアンチック&しっぽりアンチックB1
漫画の吹き出しでよく使われるアンチック体でオススメの「しっぽりアンチックB1」
アンチック体とは、ひらがなは明朝体、漢字はゴシック体の組み合わせられた書体です。
しっぽりアンチックは「ノーマル」と「B1」の2種類あり。B1は文字の角と交差部分にぬるっと墨だまりができているのが特徴です。
このように漫画の吹き出しでよく使われるので、出番の少ないフォントではありますが、漫画を書かれている方や同人誌を作られている方にもおすすめフォントです。個人的にマンガテイストのデザインを制作するときに利用しました!
DotGothic16
昔懐かしい「8bit風」「16bit風」ドットフォント「DotGothic16」
使用するシーンはすごく限定的で、ゲームっぽい世界観のデザインを作る際に大活躍です。レトロデザインが流行している現在では、応用次第ではいい味を出してくれそうなデジタルちっくなフォントです。
一瞬で、一昔前のゲーム感を演出することができます。レトロかわいい!
モッチーポップ(Mochiy Pop P One)
フォントダスさんが制作されたPOP体のフリーフォントで大人気の「モッチーポップ」もGoogleFontsから使用することが可能となっています。
女の子の手書き文字をスキャンしてからトレースされた文字になっているので、とっても可愛らしいPOP体のフォントとなっています。
モッチーポップ(Mochiy Pop P One)のダウンロード
ランパートOne(Rampart One)
3Dのような立体的な処理がされているフォント「ランパートOne」
文字のアウトラインと、立体的なシャドウで構成されているユニークなフォントになっています。
油性マジック(Yusei Magic)
GoogleFontsでは数少ない日本語の手書きフォント「油性マジック(Yusei Magic)」です。
名前の通りですが、太めの油性マジックで書いたような太さと線の流れがとっても可愛らしいフォントになっています。
「油性マジック(Yusei Magic)」ももちろんWebフォントとして使用することができるので、本文などの小さいサイズで長文には向いていないですが、Webサイトの見出しやキャッチコピーなどに取り入れると面白いかもしれません。
Google Fonts以外のおすすめフォント
当ブログでは、他にもおすすめのフォントを紹介しているので、合わせて参考にしてもらえたら嬉しいです!
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