自分のカメラやスマホで写真を撮影する時、Webデザインで写真をトリミングする時、撮影ディレクションを任された時、写真に関わるシーンで知っておくと「バランスの良い」写真に見える便利な構図を12つ紹介します。
普段写真をなんとなくで撮るんではなく、色んな構図のパターンを知っておくと「バランスの良い写真」を撮れるようになります👀 pic.twitter.com/Gzt3DWtX5g
— ナナ👀デザナビ|デザインを図解で解説 (@wkwdesigner) November 29, 2021
twitterでも多くの方に見て頂けたので、一覧でサクッと見たい方は上記twitterより!
バランスが良くなる写真構図の12のパターン
バランスが良いとは、写真からストーリーを感じることができ、写真の被写体(主役)がひと目が伝わってくる魅力的な写真と思っております。
デザイナーの方で写真をトリミングをする際にも使えたり、撮影ディレクション・アートディレションなどに関わる機会もあるかと思います。そんな時に現場カメラマンと撮影イメージの共有がしやすくなりやすくもなるので、是非デザイナーは構図を覚えておくと、とっても便利です!
またスマホが普及してから写真撮影が気軽にできるようになったので、構図を覚えておくことで撮影がより楽しめるようになったり、撮影完成度が上がったりもするので、12の構図を紹介しますが、2-3個ぐらいで良いと思うので、覚えておくと良いかもしれません!
無意識のうちに、どれかの構図に当てはまってるかもしれませんが、意識しながら撮ることでクオリティがグッとあがります。
三分割構図
まずは知っておきたい定番構図。
縦と横を三分割にして、その交点となる部分や、線上に被写体を持ってくる構図です。
上記のサンプル写真だと、交点に人の顔がきており、線上に体が綺麗に配置されている構図になります。
日の丸構図
日本の国旗のような構図。
被写体の主役をど真ん中に持ってくる構図です。風景・ポートレート・スナップなど様々なジャンルで使われている構図で、とっても使いやすい・使われやすいため初心者構図と言われています。
対角線構図
写真の斜め線の位置に被写体を配置する構図です。
写真の中に斜めの要素を置くことで、視線を誘導しやすく写真に奥行きを出しやすい構図になります。
上記の写真の場合は、机が斜めの線を作っており、その上に被写体をもってくるような構図になっています。
水平線構図
写真を二分割したように、上下または左右で景色や被写体を切り替える構図です。
境目が写真の中心に入ることで、写真全体に「安定感」のある写真になります。街並み・自然の風景などによく使われる構図です。
斜線構図
対角線構図を少し似ている構図で、より斜めの線が見えるような被写体に選ぶことで、写真の中に「リズム感」ができ動きがでる写真になりやすい構図です。
額縁
写真の中にさらに写真があるように、額縁と見えるような中に被写体を置く構図です。
周囲を囲むことで被写体を強調される面白い構図です。
上記の参考画像は、大きな門を額縁に見立てて、着物の女性を強調するような構図になっています。他にも穴や窓などを利用すると面白い写真が出来上がります。(気にしてみると自分の周辺にはたくさんあります。)
シンメトリー構図
上下または左右が対称になる構図です。
人は左右対称のものを見ると美しいと感じるそうで、美しい造形として古代より美術やデザインにも多く取り入れられてきた手法です。写真の構図にも応用して取り入れた構図がシンメトリー構図です。
トンネル構図
被写体のまわりをトンネルのように囲むことで「被写体にフォーカス」させることができる構図です。
まわりをぼやかしたり、暗くしたり、物理的なトンネルのようなシチュエーションで撮影することで、被写体に注目させながら雰囲気をとっても感じる写真にすることができます。
放射線構図
奥に向かって狭くなっていき、画の中に「収束点」をつくり、奥行きを演出する構図です。
手前から奥へ視線を誘導させることができ、奥に抜けていくようなシチュエーションだと綺麗に撮影することができます。
三角形構図
画面上に三角形の要素を使って被写体を配置していく構図です。
上記の写真の場合は、顔→パソコン→サボテンという3点を繋ぐことで三角形が浮き出てきます。
三角形構図は、どっしりとした安定感が生まれるのが、構図の良いポイントです。
アルファベット構図(S字・C字)
アルファベットの主に「S字」や「C字」などの文字の形を写真の中に作り出す構図で、「動き」「遠近感」「なめらかさ」を演出できることができる構図です。
S字のような曲がりくねった道や、テーブルの上に置かれた料理のお皿など、曲線を活かした写真を撮りたいときにつようできる構図です。
パターン構図
規則正しく並んだものを切り取ったり、模様のように被写体を配置する構図です。
規則正しく並んでいるものや、不規則に並べるのも、どちらも迫力がでる写真が撮れる。
まとめ
知らないでなんとなく撮っていた写真も、構図を数パターン覚えておくと写真を撮るのが少し楽しくなるんじゃないかなと思います!
今まで上手く撮れない人も、意識が少し変わるだけで出来上がりが全然変わってくるので、もしよかったら参考にしてみてくださいね。