Webデザインでよく用いられるデザイン手法・技法の名称とルーツや元ネタ

いろんなWebデザインを見ていると「このデザイン素敵だなぁ」と思うときって度々あると思います!

自分が好みのデザインのスタイルが似ていたり、流行りのデザインのスタイルが似ていたりすることがあるかと思い、参考デザインを探そうとしてもなんて検索すれば良いのか悩みますよね。

今回は、最近Webデザインを中心によく用いられているデザイン手法・技法の名称や元ネタを解説していきます!

スイススタイル(フラットデザイン)

Webデザインでは「フラットデザイン」という名称で使われていますが、ルーツは「スイススタイル」と言われています。

「スイススタイル」とは、スイスを発祥とし、1940年代から1950年代にかけて、グラフィックデザインを中心として流行したデザインのスタイルです。シャドウ・立体感・質感などを排除し、タイポグラフィやシンプルな図形のみで構成したデザインが特徴です。

また、スイススタイルはタイポグラフィがもっとも重要視されており、1957年にスイスで欧文書体「ヘルベチカ」が誕生し、スイススタイルと共にあっという間に多用されるようになりました。

今のWebデザインのトレンドを知る上では、「スイススタイル」というキーワードは欠かせないです!

スイススタイルをもっと知りたい方は、上記の参考画像にも掲載しているswisstedのサイトを見てみると、スイススタイルを使ったグラフィックデザインを見ることができます。

swissted – https://www.swissted.com/

メンフィス

上記の参考画像のように「カラフルな配色で、三角・丸・四角などを図形がランダムに散らばったパターン」を様々なデザインで見たことがあるかと思います!

このデザインのルーツは、1981年にイタリアの建築家が中心となり結成されたデザイナー集団の名称「メンフィス」が生み出した家具や建築です。

このメンフィスが生み出した家具は、幾何学な図形とライン、そしてこのビビットな配色が特徴です。現代では家具だけではなく、Webデザインやグラフィックデザインなどで、背景パターンやイラストとして用いられています。

家具のデザインが、現代にはWebデザインにも影響していると思うとすごいですよねぇ!

メンフィスについては、以下のツイートで詳しく解説しました!興味がある方は是非見てみてください!

ロシア・アヴァンギャルド

1890年代から1930年代にかけて興隆したロシアにおける一連の前衛芸術運動および運動を担った芸術家。その中で誕生した代表的な作品が上記の女性から吹き出しが出ているデザインです。

特徴的な色使いとシンプルな幾何学図形、タイポグラフィを組み合わせたデザイン。

少し前によく見かけた「行くぜ、東北。」のグラフィックデザインも、このロシア・アヴァンギャルドにインスパイアされて作られてたんじゃないかなと、個人的に感じました。

当時のロシア国民の識字率(文字の読み書きができる)はわずか18%と言われていました。そのため、文字より絵や図を中心としたグラフィックで訴えかけているデザインが多いように感じます。

横尾忠則

1955〜1970年頃までグラフィック・デザイナー、イラストレーターとして活躍されていた「横尾忠則」さん(その後画家に転身)。

デザイナーとして活躍していた際に制作された作品は、当時の手法では新しい「コラージュ」や「特徴的な色彩」や「構図」など唯一無二の表現作品でした。

半世紀前に制作されたグラフィックデザインですが、現代でも通用するような新しさや奇抜さを感じるデザインが多く、面白いデザインやちょっとぶっ飛んだデザインを作りたい方は、参考にされている方は多いかと思います!

Webデザインだけではなく、映像作品にも影響しており、最近では「水曜日のダウンタウン」のオープンニング映像やキービジュアルなどで使われているのを見かけました!

ヴェイパーウェイブ(Vaporwave)

ヴェイパーウェイヴ(Vaporwave)は、2010年代初頭にWeb上の音楽コミュニティから生まれた音楽ジャンルが元ネタです。80年代の大量消費社会を想起させる音や過去の曲を使わることから、80年代に流行モノをコラージュしたり、ビビッドなカラーリングなどが特徴なデザインです!

様々なものをコラージュしたり、ビビットな配色を使うため、少し現実離れしているようなデザインに奇抜さを表現できるようです。

グリッチデザイン

グリッチとは、ゲームや動画などのバグが起こった際の画面や、電波の悪い時にアナログテレビで見られたノイズの乱れのことを言います。

あえてデザイン上に取り入れること、「アナログっぽいレトロな雰囲気」と「デジタルっぽい未来的な雰囲気」が合わさった雰囲気を作り出せることで近年では多くのデザインに取り入れられているのを見かけます。

シティ・ポップ

1970年代後半から1980年代にかけて日本でリリースされ流行した都会的で洗練されたイメージが特徴の音楽が元ネタです。

その際に使用されたCDジャケットやアートワークなどに用いられたデザインが、現在にリバイバルされ、様々なwebやグラフィックなどに取り入れられている。新しさもありつつ懐かしさも感じる色使いや構図が特徴的です。

日本で生まれた音楽ジャンルですが、現在では世界でも愛されているようです。

レトロブームの現在では「シティ・ポップ」にはヒントがたくさんありそうです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA