【2023年】デザインの勉強におすすめ本!初心者〜中級者までレベル別にご紹介!

デザイナーのナナです。

デザインを勉強し始めたけど「どうやって学んで良いの?」と迷ってしまいますよね。デザインセンスがないから無理か諦めたくなるときもありますが、「センスは知識からはじまる」とアートディレクターで活躍されている水野学さんが著書でおっしゃっています。

まずはたくさんの知識を身に付けることがデザインが上達する一歩です。そのためには「デザイン」というジャンルでも、さまざまな切り口の本や書籍を読むことがオススメです!

自分自身もたくさんの本を読んでデザインを学んできました。もちろん全部は覚えていないですが、デザインが上達するヒントやキッカケはたくさん本や書籍からもらっています!

ということで、そのなかでも初級〜中級者の方向けにおすすめの本を、レイアウト・タイポグラフィ・フォント(文字)・配色などジャンルに分けてピックアップしてご紹介します。

目次
  1. デザインとは?基本から学びたい方にデザインの超入門書
  2. デザインのレイアウトを学べる初心者におすすめの本
  3. デザインの配色を学べる初心者におすすめの本
  4. デザインの実例から学びたい方におすすめの本
  5. フォントやタイポグラフィを学べる初心者〜中級者におすすめの本
  6. デザイナーとしてのマインドが学べる初心者〜中級者におすすめの本
  7. デザインの言語化が学べるおすすめの本

デザインとは?基本から学びたい方にデザインの超入門書

まずはデザインとなに?とはじめてデザインを始める方やこれからデザインを学んでいく方にオススメの、基礎や基本から学べる入門書となる本をご紹介します。

なるほどデザイン

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●はじめてデザインを勉強する人
●これからデザインを勉強する人
内容特徴(抜粋)「デザイン=楽しい」を実感できる新しいデザイン書籍。デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスを、図解やイラスト、写真などのビジュアルで解説しています。現場で活躍しているデザイナーが身近にあるわかりやすいものに例えたり、図解、イラスト、別のものに置き換えて見方を変えてみたり…豊富なビジュアルとともにわかりやすくひも解きました。楽しみながらデザインのあれこれがわかり、「なるほど!」と思える内容が盛りだくさんです!

デザインの入門書といえば必ずと言っていいほど登場する「なるほどデザイン」

文章より写真・イラスト・作例を多く使ってデザインとは?というのを解説しています。

「ダイジ度天秤」「擬人化力」「虫めがね」などデザイナーが持っておいて方が良い考え方や思考を、独自な言語に置き換えて説明しています。例えば「擬人化力」とは、『書体を声色に例えてみよう』とあり、書体の特徴からどんな人物が喋っているのか擬人化して考えてみよう、などデザイン初心者でもわかりやすくデザインを解説しています。

「デザインって面白いなぁ」っと感じさせてくれる入門書には絶対的にオススメです!

ノンデザイナーズ・デザインブック

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●はじめてデザインを勉強する人
●これからデザインを勉強する人
内容特徴(抜粋)デザインの「4つの基本原則」。これを知るだけで、あなたのデザインはずっとぐっと、良くなります。プロではなくても、読みやすいデザイン、伝わるプレゼン資料、わかりやすいレイアウトを作りたい。そんなあなたのための、デザインの基本書です。

「ノンデザイナー」と書いてあるぐらいなので、デザイナーではない人向けに書かれて本ですが、ゴリゴリの超デザイン書籍です。デザイナーのバイブルといっても良いぐらいの本です。

デザインをする際に考えておかなければならない「近接」「整列」「強弱」「反復」これらをデザイン4大原則と呼ばれているのですが、この4大原則についてめちゃくちゃ詳しく書かれており、体系的に学ぶことができます。

デザイン4大原則は普段デザインをするうえで、なにげなくやっていることですが、こんなに言語化され、きちんと学べるのは「ノンデザイナーズ・デザインブック」だけじゃないかなと思います。

デザイン4大原則は時代に左右されない普遍的に一生使える知識なので、必ず覚えておくと良いですよ!

デザイン入門教室

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●これからデザインを勉強しようとしている人
●デザイナー1年生の人
内容特徴(抜粋)デザインは、すべての人が必ず上達できます。
デザインが苦手な人の話を聞くと「私にはセンスがないから」といわれることがあります。しかし、読み手に伝わるデザイン、心に残るデザイン、読みやすいデザインを制作するのにもっとも大切なものはセンスではありません。大切なのは・・・

そもそも「デザインとは?」といった基本から、レイアウトの基礎、配色の基礎、書体の使い方、など広く学ぶことができ、まさにデザインの入門教室です。

デザインの教科書を探している方には、1冊目におすすめな書籍です。

Design Rule Index 要点で学ぶ

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●デザインを心理学や法則からデザインを学んでみたい人
内容特徴(抜粋)「三次元感覚」「アフォーダンス」「青の効果 」「5つの帽子掛け」「SN比」など、数学やインテリア、マーケティングなどで使われている各法則をデザインにあてはめて解説しており、デザインの表現の幅を広げたいとき、デザインに説得力をつけたいとき、あるいは、どう表現するべきか迷ったときに、デザインの知識をさっと取り出してすぐに活かすことができる、デザイナー必携の1冊です!

入門書かと言われるとちょっと違うかもしれませんが、デザインをする前に知識や用語として覚えておくと「いつか役に立つかも」という心理学や法則をざーっと学べる1冊になっています。

例えば「閉合の法則」と呼ばれるいる法則があり、「人はパターンを完成形として知覚しようとするため、不完全な形状の方が見る人の注意を引き付けることができる」という心理がある法則のようですが、こういうのがデザインにどう落とし込めば良いか、などが150点掲載されています。

デザインの基本ノート 仕事で使えるセンスと技術が一冊で身につく本

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●これからデザインのことを学びたい人
●プロとしてのデザイン制作に自信がない人
内容特徴(抜粋)デザイナーの心構えから、今の現場で使える知識まで
プロのデザイナーになるためのすべてのノウハウがここにある!
デザインの基礎から、アイデアの出し方、デザインの作り方などを解説

デザインの知識はもちろん、アイディアの作り方、配色アイディア、レタッチの方法、タイポグラフィなどなどデザインにまつわる基礎を一通り体系的に学ぶことができる1冊です。

入稿データの作り方、チェックの仕方などDTP関連のTIPSもあり、実践的な知識も学ぶことできます。

伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●「なにかイマイチ」なデザインになってしまう人
●デザインの考え方やロジックから学びたい人
内容特徴(抜粋)デザインの力を8つに分け、その力がどんな目的を果たすために必要なのかを、豊富な事例を交えて紹介していきます。本書を読めば、素人っぽさを脱するための感覚とロジックを習得できます。

この本の面白いところは各章の分け方が「色」「文字」「レイアウト」などよくある形ではなく「かんたんに見せる」「正しく伝える」「雰囲気を伝える」「ストーリーを作る」などデザインを考えていく際の流れやロジックに沿った形で、8つの章に分け解説しています。

図解やデザイン事例も豊富に掲載されており、実践的な知識が身につく書籍です。

デザインのレイアウトを学べる初心者におすすめの本

どのようにレイアウトを組むか、デザインでは大切な工程です。レイアウトの基本を学ぶことで「美しく」「わかりやすい」「使いやすい」「見やすい」デザインに仕上げることができるようになります。

まずはレイアウトの基本から学んでおくとことをおすすめします。

レイアウト、基本の「き」

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●レイアウトの基本から学びたい人
●レイアウトと文字組をセットで学びたい人
内容特徴(抜粋)初歩的なレイアウトの基礎を、しっかりとした理論的な説明を元に、豊富な図案で説明している『レイアウト基本の「き」』を、間違えがちな文字組や約物の使い方、色や配色のテクニックを中心

初版の発売が2012年ですが、その頃に買った本ですが今も時々見返すぐらい、現在でもまったく色褪せないレイアウトの知識が学べる1冊です。(人気があり「増補改訂版」として2017年にでているのでこちらを購入おすすめします)

全部読んで覚えなければレイアウトができないというものではなく、自分が今困ってるページをぱらぱら見ることで、回答やヒントが書いているので、即実践で役立ちます。

初心者向きではありますが、デザインを一通りやってきたような中級者の方にも、知識を整理するといった意味でもおすすめな本です。

伝わるデザインの基本

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●ユニバーサルデザインに配慮したデザインを作りたい方
内容特徴(抜粋)デザインのセンスがないことではなく、デザインの基本ルールを知らないことなのです。本書で詳しく解説する基本ルールをマスターすれば、Word やPowerPoint であっても、読みやすく伝わりやすい、

「よりよい資料を作るためのレイアウトのルール」とコンセプトで作られている本なので、デザイナーではない人でもわかりやすい内容になっています。

ただ中身は、「レイアウトの目的と5つの法則」「情報の構造に即したレイアウト」「視線の流れを意識したレイアウト」など本格的にレイアウトやデザインを学べることができるので、とっても学びが多い本です。

けっきょく、よはく。余白を活かしたデザインレイアウトの本

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●プロと素人の違いを知りたい人
●余白がうまく使えていないと思っている人
内容特徴(抜粋)レイアウトデザインのOK/NGとは?
しゅっとした、洗練された、オシャレなデザインは読みやすく情報が整理され、余白をうまく使いこなしています。豊富なレイアウト例で誰も教えてくれなかった「余白」デザインがわかる本。

「けっきょく、よはく」とタイトルから魅力的で『余白』を切り口にしている面白い本です。

デザインのOK例とNG例を比較しながら、OK事例ではどんなレイアウトが良いのか、どのように余白を使えば良いのか、解説しています。事例も多く、喋り口調で解説されているので、パラパラと読み進めてことができるので、初心者の方にはとってもおすすめの1冊です。

デザイナーズハンドブック レイアウト編

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●作例デザインを見ながら学びたい人
●デザインやレイアウトに関する用語から知りたい人
内容特徴(抜粋)ゼロからでも大丈夫!これ1冊でレイアウトの基礎がわかる
版面率って? グリッドって? ジャンプ率って? レイアウトデザインをこれからはじめる人も、今さら聞けない人も、これだけは知っておきたいルールと基本を1冊にギュッとまとめました。豊富な作例と実例、親しみやすいイラストで、レイアウトデザインがわかりやすく学べます。

「グリッドデザイン」「ジャンプ率」「版面率」などデザインやレイアウトに関する用語やポイントから解説されています。デザイン関連用語がいきなり出てくるとよくわからなかったりもするのですが、そんな用語1つ1つを丁寧にイラストや図解などをたくさん使用し解説しているので、眺めているだけで勉強になります。

用語辞典だけというわけではなく、きちんとデザインの解説もしています。この本が良いところは、実際に映画ポスターや雑誌などの実例をもとに解説しているのところがGOODです!

デザインの配色を学べる初心者におすすめの本

色彩検定のような参考書ではなく、実際のクリエイティブのシーンで色を選ぶ際どのように考えれば良いのか?の色の役割や機能、配色についての基礎知識を学ぶことができる書籍をご紹介します。

色の知識は一度見つけておけば、時代によって変わること無い普遍的なスキルなので、基礎から学んでおくと良いですよ!

やさしい配色の教科書

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●配色が毎回うまくまとまらない人
●配色を自分で考えるのを諦めてる人
内容特徴「自分には配色センスがない」と自信をなくしてしまうかもしれません。
でもそんな思い込みはもう不要です。
なぜなら、色選びに才能やセンスはまったく関係ないからです。

「いつも同じ色を選んでいませんか?」という言葉から章がはじまります。

デザイン初心者の頃は感覚的に配色を決めがちで、結果、イマイチな配色が出来上がってしまいます。『配色がうまくいかない理由はなぜか?』『センスが良い配色とは?』など、まずこれだけ初学者の方は覚えておけば大丈夫!という最低限の「色のルール」だけに限定し、わかりやすく優しい図版で解説している書籍です。

配色の教科書-歴史上の学者・アーティストに学ぶ

難易度★★★☆☆
こんな方におすすめ●絵画やイラストで美しい配色を知りたい人
●普段と違った視点から配色を考えたい人
内容特徴アリストテレス、ニュートン、ゲーテ、シュヴルール、マンセル、ダ・ヴィンチ、ドラクロワ、モネ、ゴッホ、マティス、モンドリアン、イッテン、アルバースなど、歴史上の学者やクリエイターたちが、それぞれに導き出した「美しい配色」のしくみを、豊富な図版で解説した決定版

こちらの初期の面白いポイントは、一般的な色彩理論だけでなく、ダ・ヴィンチ、ドラクロワ、モネ、ゴッホなどの著名な絵画をもとに色彩や配色を論理的に解説されており、他の解説本とは少し違った視点から配色や色の理論を学ぶことができる本となっています。

デザインの実例から学びたい方におすすめの本

Webデザイン・グラフィックデザイン・プロダクトデザインなどの実例をもとにデザインを解説しているおすすめの本です。

デジタルメディアデザイン見本帳 WebデザインからUI・空間体験・メタバースまで

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●デジタルデザインの参考事例を見たい人
●デザインができあがる過程や葛藤を知りたい人
内容特徴(抜粋)この本は、「デジタルメディア」の領域ごとに最新のデザイン事例を紹介する「デザイン資料集」です。「要素」と「原則」の観点で解説することで、多くの方々に理解していただきやすくしています。ブランディングやプロモーションなどの基本的なデザインだけでなく、インスタレーションやメタバースなど、様々なジャンルや領域のデザイン事例を参照してもらえるものになっています。

Webデザインを中心としたデジタルメディアデザインの見本帳です。著者はWebデザインギャラリー「S5-Style」を運営されている田渕さん。

ブランディングやプロモーション・プロダクト・サービスなどあらゆるジャンルにおいてのデジタルメディアのデザインを全体的に俯瞰して眺めることができます。事例だけを掲載しているだけではなく、著者によるコメントやポイントを全ページにわたり掲載さているので、「そういう視点で見ているのかー!」ととても勉強になる本となっています。

不滅のデザインルール 圧倒的な感動を生み出すアイデア群

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●事例をもとにデザインを学びたい人
●デザインができあがる過程や葛藤を知りたい人
内容特徴(抜粋)本書はいつの時代も使われているデザインのルールを一挙集結させた本です。さまざまなデザインのルールがありますが、どれもプロのデザイナーが使っている実用的で、不変性があるルールです。ずっと使える、ずっと色あせない、不滅のデザインルールが全部学べます。

デザインは時代によって流行りやトレンドがありますが、時代に左右されないルールやセオリー・テクニックがあります。そんな時代に左右されずにずっと使える不滅のデザインを学ぶことができる本となっています。

「対比の構図」「三分割法」「グリッドデザイン」など構図やレイアウトをはじめ、配色、タイポグラフィなど幅広いカテゴリのテクニックを事例をもとに解説されているため非常にわかりやすい内容です。

フォントやタイポグラフィを学べる初心者〜中級者におすすめの本

となりのヘルベチカ

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●はじめてフォント・書体を勉強する人
●欧文フォントを詳しく知りたい人
内容特徴(抜粋)日用品や有名企業ロゴなど、身近なところで活躍している欧文フォント。もしそんな「彼ら」と喋ることができたら……本書では、4コママンガやコラムでそれぞれの書体の成り立ちや特徴を紹介。

「欧文フォント」のそれぞれのフォントの特徴を人物の性格に見立てて擬人化させています。

書体知識ゼロで悩む主人公の前に、擬人化された「ヘルベチカ」が出現。このヘルベチカが、他の欧文フォントを擬人化されたキャラクターを紹介していくのですが、「フーツラ(Futura)」「カスロン(Caslon)」など欧文フォントを代表するそれぞれのフォントの特徴や事例などを織り交ぜながらストーリーが進んでいきます。

タイポグラフィの基本ルール ―プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック―

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●タイポグラフィを勉強したい人
●文字組が上手くなりたい人
内容特徴(抜粋)デザイナー、アートディレクターが知っておくべきタイポグラフィの基礎知識を、多数の具体例とともに丁寧に解説!第一線で活躍するプロが、あらゆる場面で愛用している文字(=情報)を美しく見せるための珠玉のテクニックを徹底詳解。

タイポグラフィの基本ルールを解説した超ド定番の書籍です。欧文も和文もどちらも紹介しているタイポグラフィの教科書的な本なので、迷わず買っておくべき1冊です。

レタースペーシング タイポグラフィにおける文字間調整の考え方

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●タイポグラフィを勉強したい人
●文字組やレタースペーシング(字間)が上手くなりたい人
内容特徴(抜粋)誰もが悩むけれども正解がない、文字と文字の間の詰め具合、空け具合について、
デザイナーである筆者が具体的に解説。
ロゴタイプやタイトルのスペーシングに悩むすべての人にヒントを与えてくれます。

レタースペーシングとは、文字と文字の間を空間を指し、文字詰めやカーニングとも呼ばれています。タイポグラフィの中でも、レタースペーシング(字間)の調整は非常に難しく悩ましく、デザインの品質に大きく関わる1つです。

そんな「レタースペーシング」だけにフォーカスを当てている書籍です。ある程度デザインを作ってきた中級者の方におすすめの書籍です。(もちろん初心者の方も勉強になります。)

MdN EXTRA Vol. 5 絶対フォント感を身につける。

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●フォントについて詳しく知りたい人
●フォントの見本帳がほしい人
内容特徴(抜粋)フォントの詳しい成り立ちから書体の特徴などが紹介されています。
「明朝体」「ゴシック体」「丸ゴシック体」「毛筆・硬筆体」「デザイン書体」と
カテゴリがわかりやすく分けられた見やすいフォント見本帳です。

「フォントって全部同じようなものじゃないの?」と思われている方にぜひ見ていただきたい1冊。

同じように見えるけど、フォントの細部やバックグラウンドを知ることで、まった違ったフォントに見えてくるはずです。

絶対音感的なノリで、見たら瞬間的にどんなフォントかわかるようになる「絶対フォント感」。フォントや文字を勉強している方にはおすすめの本です!

欧文書体―その背景と使い方

難易度★★★☆☆
こんな方におすすめ●現場で使えるフォントの知識が知りたい中級者
●欧文フォントの生い立ちや歴史が知りたい人
●書体を使い分けるヒントがほしい人
内容特徴(抜粋)「現場で活躍するプロのデザイナーのお役に立つこと」を念頭に書いたハンドブックです。これまでの「アルファベットのレタリング」の本とはだいぶ違います。

フォントをもっと深く学びたい方は書体デザイナーの「小林章さん」著書の書籍がオススメです。

『フォントの歴史や背景』から『目的に応じてどのようなフォントを使用すれば良いか』などを細かく解説されています。フォントを選ぶ知識をしっかりと得ることができる書籍だと思います。

デザイナーとしてのマインドが学べる初心者〜中級者におすすめの本

良いデザイナーマインドをもつことが、より良いデザイナーに成長するために必要なことだと感じています。良いマインドをもつためには、身の回りの優れた先輩デザイナーの話を聞いてみたり、著名なデザイナーの本を読むことなど外部の考えを聞いたり見たりすることで、身についてくるかと思います。

ということで、著名なデザイナーやアートディレクターの方が書かれている書籍はたくさんありますが、その中でも個人的におすすめしたい書籍をご紹介します。

センスは知識からはじまる

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●自分にはセンスがないかも?と悩んでいる人
内容特徴(抜粋)「くまモン」アートディレクションなどで話題の、日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、仕事を成功させるノウハウを紹介する。

「自分にはセンスがなくて、デザイナーとして自身が持てない‥」と感じている方にはぜひ読んでもらいたい本です。

デザイナー向けに書かれた本ではないですが、センスというのは生まれ持ったものではなく、後天的に得ることができ、センスは知識の集積であるとおっしゃっているように、知識を身につけることがセンスを高めることに繋がるのです。

自分がデザイナーをなりたての頃に読んだ本で、ぐさぐさと心に刺さるような言葉ばかりが書かれており、個人的にはバイブルのような本です。

勝てるデザイン

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●ダサいデザインはなぜ生まれるのか?を知りたい人
内容特徴(抜粋)さぁ、ともに学ぼう。人気クリエイティブ集団を率いる元・任天堂デザイナーが、若きデザイナーへ向けその思考と技術を公開!

元・任天堂でデザイナーをされていた前田さんという方が書かれており、「Illustrator時短術」「おすすめフォント3選」などすぐに使えるTIPSも書かれていますが、駆け出しデザイナー・中堅デザイナー向けに「あなたのデザイナーとしての喜びはなに?」「ダサいデザインはなぜ生まれるのか?」「プレゼンはラブレター」など、デザインを作るうえで大切なマインを学び知ることができる1冊になっています。

たのしごとデザイン論

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●デザインって楽しいの?思っている人
●デザイン/イラスト/写真/ビジネスで配色を使いたい人
内容特徴(抜粋)デザインや創作を仕事にする上では、何を作るか? だけでなく、どう作り、どう人と関わり、どう世に出していくか? という文脈づくりが欠かせない。
武器となるのは、他者との関係「他の仕事」を知り、「楽しい仕事」の作り方を学び、すべてを「たのしいこと」に変えていくセオリー、それが「たのしごと」。

アートディレクターと活動されているカイシトモヤさんがクリエイターが幸福に仕事するための50の方法論を書かれています。

各章に面白いタイトルがそれぞれ付けられており、例えば「木も森もみよう」「伝えることは学ぶこと」「プレゼンはプレゼント」「比喩力を見つけよう」など楽しく仕事をしていくうえで見つけておいた方が良いマインドやスキルが書かれております。

デザインがうまくなるための本ではなく「デザイナーという仕事とどう向き合っていくか」が学べる本だと個人的に感じました。

アートディレクションの「型」。:デザインを伝わるものにする30のルール

難易度★★★☆☆
こんな方におすすめ●美しいだけではなく「ささる」「伝わる」デザインとはなにかを学びたい人
内容特徴(抜粋)アートディレションとは、さまざまな課題をデザインやビジュアルを使って解決する営みのこと。
それだけにアートディレクターには、けっして的をはずすことなく、適切にデザインやビジュアルを使いこなす「目と思考力と実行力」が求められています。

主に広告業界向けのアートディレクションに必要な考えやマインドを学ぶことができます。初心者より中堅デザイナー向けです。

文章が多く教科書的な感じですが、著者の経験談が具体的挟んでいるのでわかりやすくパラパラと読みやすいです!

アイディアの作り方

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●デザインがよく煮詰まってしまう人
●アイディアの作り方が知りたい人
内容特徴(抜粋)「人はどのようにしてアイデアを手に入れることができるのか」
という疑問に正面から答えようとしており、2つの原理を出発点としている。

デザイナー向けの書籍ではないですが、アイディアを作るにはどうするべきか?を教えてくれる本です。

デザイナーではデザインアイディアを考えなければならなかったり、クライアントからアイディアを求められる機会も多いかと思います。ビジネスマン・ウーマンには必要スキルを学べる1冊です。

デザインの言語化が学べるおすすめの本

デザインは『作る能力』の他に、『説明する能力』も必要だと感じています。デザインは作っておわりではなく、なぜそれを作ったのかを他者(クライアントやディレクター)に説明する機会が多くあります。そんな時にデザインの言語化が必要になってきます。

自分自身もデザインの言語化が苦手なので、そんな時によく見ていて非常に参考になって本をご紹介します。

コンセプトが伝わるデザインのロジック

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●デザインのロジックの組み立てたい人
●デザイン/イラスト/写真/ビジネスで配色を使いたい人
内容特徴(抜粋)デザインに関する知識やセンスがなくても、誰でもデザインする力を身につけられることを目指した教科書です。これからデザインを学ぼうとする人や、ノンデザイナーだけれどもデザイン力を獲得し仕事に活かしたいビジネスパーソンに向けて、デザインの基礎が身につくレッスン内容になっています。

「デザインとは何か?」「コンセプトとは何か?」「レイアウトについて」など、ゴリゴリの初心者デザイナー向けの書籍になっていますが「誰に向けて、何を届けるのか」のデザインの考え方をめちゃくちゃロジカルに解説されています。

Webデザインのロジック

難易度★☆☆☆☆
こんな方におすすめ●デザイナーにイメージをうまく伝えられない人
●コンテンツをデザインにうまく落とし込めない人
内容特徴(抜粋)何気なく閲覧しているWebサイトのねらい、コンセプト、プランの立て方を制作側から聞き取り、クリエイターやクライアントのイメージするところをロジカルに紹介しています。

Webデザインに特化している書籍で、実際のデザインを事例にWebデザインのねらいやコンセプト、解決策が掲載されています。

Webデザインに関する本は、発売当初は掲載されているデザイン事例がイケていても、どうしても時代によって古臭く感じてしまい長くは使えないと思っていたのですが、内容がWebデザインの「ねらい」「コンセプト」「ターゲット」「解決策」などが細かく言語化されており、そのロジックや考え方は普遍的に使えると思い購入した本です。

誰かにデザインを説明しなければならない際に非常に参考にさせてもらっている本です!

デザインの言語化

難易度★★☆☆☆
こんな方におすすめ●プレゼンをしても、いまいち手応えがない人
●デザインするのは好きだけど、打ち合わせやメールでのやり取りが苦手な人
●クライアントに「なんか違うんだよな」と言われてボツになってしまう人
内容特徴(抜粋)デザインセンスやスキルが足りないのではなく、伝え方やくみとり方のコツを掴めていないのが原因かもしれません。そんな悩めるデザイナーの皆さんへ、デザイナー歴20年超の著者が、長年の経験で見つけた〈クライアントとのやり取りのコツ〉を4つのステップにまとめ、一冊にしました。

本のタイトルのまんまですが「デザインの言語化」に特化している書籍です。

どういう風に組み立てたらデザインをうまく言語化できるか、デザイナーとして他者とどのようにコミュケーションをとっていくと良いのかが学べます。

2023年発売された本で新たしい本ですが、自分が駆け出し頃に読みたかったなー!という内容ばかりで、駆け出しの初心者デザイナーの方や中堅デザイナーの方にもおすすめできる本です!

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