Photoshopで人物写真の肌荒れやニキビ・シミを自然な肌にレタッチする方法

今回はAdobe Photoshopを使い、肌荒れのニキビやシミなどを消して、自然な美肌に補正・レタッチ(補正)する方法をご紹介します。

ニキビやシミなど消しつつも、きちんと人間らしい肌の質感は残す方法なので、ポートレードなどの人物写真に使えるテクニックです。食べ物・野菜の傷みなど物撮り写真にも応用できるレタッチなので、覚えておくと便利です。

今回の記事では、Adobe Photoshop2022を使用しています。(バージョンによって画面の見え方が異なる場合があります。)

レタッチ完成のビフォーアフター

レタッチ完了後の比較になります。『シミ』『そばかす』『ほくろ』などを削除しつつ、肌の質感を自然に残しています。

Photoshopを使えばあっという間に美肌にレタッチすることが可能です。デザインを作成している際に、人物の肌のレタッチはよく使うテクニックなので、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです!

レイヤーの複製と準備

まず写真レイヤーを複製します。

複製方法は、1枚目のレイヤーを右クリック→[レイヤーを複製…]、または、複製ショートカットの[Command ]+[J](Winの場合は、Ctrl + I)を使い写真レイヤーを複製します。

肌荒れ部分を調整する際に使う『空のレイヤー』を作成します。レイヤーパネルの+マークを押して「新規レイヤーパネル」を作成します。レイヤー名を「肌-調整レイヤー」にしていますが、わかりやすいレイヤー名ならなんでもOKです。

大きくて目立つニキビやシミなどを薄くする

「肌-調整レイヤー」を選んだまま、[スポット修復ブラシツール]を使い、肌荒れ部分を調整していきます。

  • 種類:コンテンツに応じる
  • [全レイヤーを対象]にチェック
  • モード:通常 or 置き換え

[スポット修復ブラシツール]の設定は上記のように設定しておいてください。

修復ブラシの設定は『硬さ:0%』に調整しておいてください。直径のサイズは写真のシミ・ニキビの大きさに合わせて適宜調整ください。

「肌-調整レイヤー」のレイヤーで作業を行って下さい。

ブラシを使ってバーっと塗っていくというより、大きく目立つ・気になるシミ・ニキビ・ホクロなどの気になる部分を、ポンポンとクリックしていく感じにしていくと仕上がりが綺麗になります。

この段階でシミなどを完全に綺麗に無くさなくても大丈夫です。気になるところを目立たなくさせる程度に調整しておきましょう。

調整後、「レイヤー1」と「肌-調整レイヤー」の2つを選択した状態でスマートオブジェクトに変換しましょう。

肌を自然に滑らかな質感にする

「肌-調整レイヤー」を選択して、画面上部メニュー[フィルター]→[CameraRawフィルター]を選択します。

[CameraRawフィルター]の設定を以下の通りに調整していきます。

▼基本補正タブ

  • テクスチャ:-100 〜 -80 (質感に応じてお好みで)
  • 明瞭度:-10 〜 -20 程度

▼ディテールタブ

  • シャープ:50程度 (質感に応じてお好みで)

『基本補正』と『ディテール』の2つを設定したら【OK】で保存

CameraRawフィルターが写真の全体にかかってしまっている状態なので、顔の部分だけに適用するように調整していきます。

レイヤーパネルの「肌_調整レイヤー」のスマートフィルターをクリックします。

マスクの選択範囲を反転するために[Command]+[I](Winの場合はCtrl + I)で反転します。

レイヤーマスクの白かった部分は、黒に変われば反転しているのでOKです!

このまま黒の部分をブラシで塗っていくことで、マスクを適用されていくので、選択したまま次に進みます。

[ブラシツール]を選択、ブラシの設定で[硬さ:0%]に設定します。

また描画色と背景色を『白と黒』にします。

ブラシ設定後、顔の肌部分をマスクをかけていきます。(上記の画像では赤くなっていますが、わかりやすく表現しているだけなので、実際の画面では赤くならずにCameraRawフィルターが適用した部分が見えてきます)

スマートフィルターのマスク部分が顔のようになっていたらOKです!

肌の質感を出す

CameraRawフィルターをかけたことで、肌がツルッとボヤッとしている印象になってしまうので、人間らしい肌の質感を出していきます。

補正前の写真レイヤー「レイヤー0」を複製して、一番上(最前面)に移動させます。

レイヤー名を「質感」などわかりやすいレイヤーに変更しておきましょう。

画面上部メニュー[フィルター]→[その他]→[ハイパス…]を選択します。

ハイパスの設定を[半径:3pixel]程度に調整しておきます。数値を調整後【OK】をクリック。

半径の数値を上げていくことで肌に質感がさらにくっきりするようになるので、お好みで調整してみてください!

ハイパスを適用した「質感」レイヤーの描画レイヤーを『ビビットライト』に変更します。

「ハイパス」を適用すると人間味のある質感を作り出すことができます。ちょっと強すぎと思ったら「質感」レイヤーの不透明度などを薄く調整すると、ハイパス効果が薄くすることができるので、良い具合になるように調整してみましょう。

補正をしすぎたり、スポット修復ブラシツールのやりすぎで、肌がボヤッとした印象になってしまっている時にハイパス入れることで、くっきりシャープな印象になり、自然な人間の肌の質感が出すことができます。

肌荒れやニキビ・シミを自然な肌にレタッチの完成

今回の肌荒れやニキビ・シミを自然な肌にレタッチの工程が多いように感じたかもしれませんが、慣れてしまえばあっという間にできます。

Webデザインやグラフィックデザインなどデザインを作っていると必ず人物の写真のレタッチを行う機会があるかと思うので、ぜひ覚えておきましょ!

今回サンプル写真では、そばかすやシミなどを調整しましたが、他には『ニキビ』『しわ』『汚れ』などなど肌に関する部分であればある程度、同じようにレタッチすることが可能です!

ぜひ参考にしてみてください!

レタッチ関連のおすすめ書籍

Photoshopレタッチ・加工 アイデア図鑑

レタッチを学びたいなら、入門書としてはピッタリな1冊です。

今回の記事で紹介したような人物レタッチはもちろん、コラージュ作品の作り方や、風景、合成など掲載されており、解説もとても丁寧なので、まずは本の通りにそのまま真似して作ってみるだけでも学びがたくさんあるかと思います。

Photoshopレタッチ [伝わる]写真補正&加工を学ぶ現場の教本

初心者向けのレタッチ本ではないですが、レタッチを本格的に学びたいならこの本が一番最強だと思います。

多彩な作例や事例が掲載されているので、シーンに合わせた学習ができ、「そこまでやるか!」ってぐらい細かい補正まで行っているのが読めるので、とても勉強になる1冊です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA